各話解説、感想

僕のヒーローアカデミア ネタバレ No57 「ヒーロー殺しステイン」その余波 (グラントリノはヴィランの黒幕の話に触れる)

2016/11/23

明らかになる黒幕と、悪意が集結を始める57話

ステイン逮捕の世間の反応

ヒーロー殺しステイン逮捕は、大きな話題となって世間を駆け巡っていました。街中の一般人は誰がステインを倒したのかと盛り上がって、新聞の見出し記事も一面大きく飾られていました。世間にはエンデヴァーがステインを倒したということでまとめられていますが、ダシにされたエンデヴァーは、まぁ面白いわけがないですよね。


顔も曇るというものです。

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ニュースでも大々的に報道されているくらいなので、ステインがいかに大物だったのかというのが伝わります。ニュースでは脳無の話も上がっているのですが、ステインと同じタイミングで脳無が暴れていたので、ステインが雄英高校を襲った敵連合と繋がりがあったということが、デクだけじゃなく世間にもインプットされました。

ステインが逮捕されたこと、敵連合と繋がりがあること。この2つが世間に知れるという事は、知るのは一般人だけではないという事です。街中に潜んでいる敵たちもこの報道を見て情報を得ているという事です。

ステイン同様に話題に上がった敵連合。その中核の死柄木も新聞を読んでいたんですが、事前の彼の思惑はおもいきり外れました。気に入らないステインの面子を潰すはずが、実際は自分たちのほうがオマケであるかのように世間にインプットされてしまったのです。ステインのインパクトが強すぎたんです、素直に認めなさい子ども大人よ。

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平和な実習を受ける他の生徒たち

デク、飯田、轟はとんだ職場実習になったわけですが、他の生徒たちはとても平和に実習をこなしていました。

代表格は爆豪。凶暴人間の矯正を仕事と宣言するベストジーニストに椅子に座らされた爆豪は、まずイメージを変えるために髪型を8:2に分けられていました。保須の事件はもちろんベストジーニストも知っていますが、大きな事件に目を奪われた時こそヒーローは冷静でいなければならない。という訳で、何も変わらず変えず平常運行を始めるベストジーニスト本人と、その事務所関係者。すっかり感化されているのかベストジーニストの事務所関係者たちの顔が怖いです。爆豪は1人で、


「来る場所を間違えた」

と、後悔していました。

 

続いて麗日。デクたちトリオの安否を心配しながら、デクと通話しながら状況を確認していたところでガンヘッドの基礎トレーニング始めるよと言われ、デクとの通話はお預けに。ガンヘッドから恋バナしてたの?とからかわれて焦りながら慌てて否定する麗日でした。


ハンドクラッシャー轟?

通話を終えて病室に戻ってきたデクに、診察が終わった飯田はステインに攻撃された左手に後遺症が残ると診断されたことを、デクに告げます。ステインに何度もナイフ攻撃をくらってしまった飯田は、特に左腕に対して重いダメージを負っていました。幸いと言うべきか、後遺症が指の動かしづらさと多少の痺れくらいで済んだのは僥倖というところでしょう。神経移植をすれば治る可能性があるにも関わらず飯田はそれをしようとしません。ステインを発見したときに冷静さを失って何も考えられなくなっていた飯田は、ステインが憎くても、その仇に言われた言葉は正しかったと認めます。怒りに任せてピンチの人間を助けることも出来なかった飯田は、自分が本当のヒーローになれる時まで戒めとして後遺症を敢えて残すことにしたのでした。

同じくデクも無茶な個性の使用を続けたことで、右腕がもとに戻らなくなったのは体育祭の時の話です。腕に傷が残ったデクと飯田の、腕に戒めを持つ者同士は、一緒に強くなろうと誓います。

それを黙って見ていた轟が急に2人に謝罪をします。何で轟が謝るの?と訳が分からないデクに、轟は俺が関わると手が駄目になる感じがあることを気にしていて謝罪してきたのでした。2人の腕の怪我は轟が負わせたわけじゃないのですが、呪いか?とまだ気にする轟は自分をハンドクラッシャーだと言い始め、病室は爆笑の渦に呑まれましたとさ。


グラントリノの不安

久しぶりに弟子であるオールマイトと電話で話すグラントリノは、デクに対する愚痴をこぼしていました。監督不行き届きを罰せられたグラントリノは、減給と半年間の教育権の剥奪をもらっていました。身体が反射的に動いてしまう所はオールマイトそっくりだと言われて、当のオールマイトはグラントリノに頭が上がらず平謝りをしていました。

愚痴から始まった会話ですが、グラントリノは本題を切り出します。保須市で出会ったステインに気圧されたことを話すグラントリノに、オールマイトは既に逮捕されたステインを何故まだ気にしているのかと聞きます。ステインに気圧された理由は、ステインが持っていたものが強い思想からくる威圧感であり、意味を変えればそれは一種のカリスマだとグラントリノは言います。今後の取り調べが進むほどにステインの思想、主張がメディアで取り上げられて垂れ流されていく。それに感化される人間が必ず現れることをグラントリノは不安視していたのでした。

それでもまだオールマイトは呑み込めずにいて、感化された敵がステインのように単体で現れてもヒーローによって解決できると考えていました。しかし、グラントリノはそこでステインと繋がりがあることを示された敵連合を話題に上げます。USJ襲撃時の敵連合は、雄英によって返り討ちにあっただけの存在でした。しかし強い思想を持ったステインが居たと認知されたことで、敵連合そのものが、強い思想を持った集団だと認知されたわけです。個々の悪意が集結することで力を増すことを心配したグラントリノは、敵連合のリーダーが最初からこの流れを想定していたと見当をつけていました。

今回のように、思想を持ったステインが何かの組織の一員だったと認識させる形で外堀を埋めてから、自分の思惑通りに状況を動かそうとするやり口をグラントリノは知っていました。その話に嫌な予感を察したオールマイトもまた、敵のリーダーがかつて先代ワン・フォー・オール継承者であった志村を殺め、オールマイト自身にも重傷を負わせたオール・フォー・ワンという男だということを感じ取っていました。
その男が再び行動を始めた確信に、オールマイトは重傷を負って生きていたとは信じたくない話だと言います。オールマイト自身も重傷を負った戦いだったので、細かく生死は確認できなかったでしょうが、それでも死んだと思えるくらいのダメージは与えたという事だったんでしょう。黒幕の名前が明かされましたが、このオール・フォー・ワンこそが敵連合に居る死柄木の先生なんでしょう。全ては1人の為になんて名前ですから、名前の通りのろくでもない個性と人格を持った存在なんだろうなと想像します。

会話の最後にグラントリノは、オールマイトに憧れるデクにも折を見てしっかり話をしておくようにと注意します。オールマイトとワン・フォー・オールにまつわる全てを聞かせることを。


裏社会に伝わるステインの思想

裏社会で武器を扱う男と、1人のブローカーが会話をしていました。武器を扱う男は商売がうまくいかない事を嘆いていましたが、そこにブローカーが面白い儲け話があると切り出し、今世間で話題性たっぷりのヒーロー殺しステインの動画を流しはじめます。その動画の内容は、一般人に投稿されたステインの素姓と生き様をまとめたものでした。動画を流したブローカーは、ステインが残した生きざまは感染していくと話します。極悪人や逃走中の重罪人までもが、ヒーロー殺しステインという男が残した熱にあてられて、敵連合に向かって終結を始めていると告げます。

グラントリノが不安を抱いた予感は、予想された以上にはるかにはやく進行していました。

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