各話解説、感想

僕のヒーローアカデミア ネタバレ No34 勝ち負け (心操は普通科の星になる)

2016/11/23

轟親子のまったく噛み合わないやり取りがある34話

結果として目立った心操

デクに背負い投げ場外にされて敗北した心操。

洗脳の個性を持って生まれた心操は、本人が個性を悪用したわけでもないのに犯罪者向きの個性だと過去に言われ続けていました。洗脳と聞けば悪用を思いつく個性ですが、その個性を持っているだけで犯罪者予備軍扱いされてしまう。悪用し放題を羨む気持ちが分からないわけではないですが、甚だ心外というものです。デクは無個性だからイジメられていたわけですが、心操は個性は持って生まれたけど、その個性のせいで苦しんでいたんですね。その現状を変えたい思いもあって、目立つ格好のチャンスである雄英体育祭に臨んできた心操が悪いわけがありません。洗脳で操られた人間からすれば卑怯とか言ってくるでしょうが、彼が持っているのは洗脳の個性のみ。それを活用しただけなので、卑怯でもなんでもないのです。

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勝ったデクが行ったのは体力テストでの個性部分発動と、対人戦闘訓練で爆豪をも投げ飛ばした背負い投げ。熱くなった心操を、自分の活かせる経験で強引に流れを作った勝利です。

相澤先生は勿論理解していますし、対人戦闘訓練でデクに投げられた本人である爆豪も観客席から見ていて、デクが狙って投げを決めたことを理解しています。投げられたことは爆豪の嫌な思い出の1つなのに、それを茶化してしまった上鳴は「黙れアホ面」と、爆豪にキツめのお言葉を賜ってショボンとなっています。言ったタイミングも悪いし、爆豪の嫌な思い出に触れるのは代償がデカいと分かったかな?上鳴くん。今は個性を使ってないので平常な上鳴ですが、それにしても彼が個性の影響でアホになることは周知の事実のようですね。

立ち上がった心操に、デクは何故ヒーローを目指すの?と、問います。対して心操は、「憧れたものは仕方ないだろ」とそっけなく返します。リングから去っていく心操にデクは何も言葉をかけられません。個性を持つ前の自分の姿とかぶるからですね。その心操に声をかけたのは同じ普通科の生徒や現役プロヒーロー達でした。

観客席から見ていた普通科の生徒からすれば、心操はヒーロー課の生徒ばかりが占めている最終種目の場にただ1人勝ち残ったわけですから賞賛されるのも当然でしょう。現役プロヒーローからすれば、対敵との戦闘での有用性を認められ欲せられるわけです。

心操はトーナメント一回戦敗退したわけですが、観客に彼の存在はちゃんとアピールされました。人から賞賛されることは慣れてないだろう心操は少し泣きそうになってるように見えます。ヒーロー科への編入を諦めない心操は、デクにヒーローの資格を取得して、ヒーロー科の生徒たちより立派なヒーローになることを宣言します。救われた心操の言葉にうなずき返すデクですが、心操は個性を発動していたのでデクは洗脳スイッチが入ってしまいます。心操なりのからかいで、

「みっともない負け方はしないでくれよ」

と言って心操は去っていきます。それに頷くデクはまた洗脳スイッチが入ってしまうという.......。心操が言うように、デクがすぐに足を掬われないことを願うばかりです。

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リカバリーガールの出張保健所にて

指を治してもらっているデクと一緒にオールマイトも保健室に居ました。まったく笑えなかったと呟くデクに、オールマイトも心操の叫びがデクにとっては心苦しいものだったと返しています。

「相手に事情があっても負けていい事にはならない。トップを目指すという事はそういう事なんだ。」

とデクは呟きます。このやり取りを聞いていたリカバリーガールは、オールマイトがまた変にプレッシャーかけただろ?と、オールマイトをしばいています。このやり取りも何度目なのやら.......。

次にデクは試合中に幻覚が見えたことをオールマイトに伝えます。心操に洗脳されたときに、それを振り払うかのように複数の人の幻覚が浮かび、瞬間的に身体が動いたと振り返ります。その中にオールマイトらしき人物も見えたことから、ワン・フォー・オールを紡いだ人たちの意志なのか?と、オールマイトに問います。しかし、オールマイトの反応は「怖い、何それ?」でした。オールマイトの予想外の反応にデクも驚きますが、オールマイトも昔幻覚を見たことはあったようです。オールマイト曰く、ワン・フォー・オールを掴んできたという進歩だと返したうえで、個性に染みついた面影のようなものだろうと推測しています。幻覚が洗脳を解いたのではなく、デク自身の負けたくない強い思いが個性の面影を見た理由であって、一瞬でも身体が洗脳に勝ったのではというのが、オールマイトの意見でした。納得いかない様子のデクに、オールマイトは他のトーナメント見なくて良いのかとすすめ、それに気づいたデクは慌てて出張保健所を後にします。

部屋に残ったリカバリーガールとオールマイト。デクが見た幻覚の中にオールマイトも居たと呟くリカバリーガールに、オールマイトは真剣な顔で「良いことです。」と、意味深に返しています。デクの成長という意味では良いんでしょうが、個性を与えたオールマイトにとっては意味合いが違うんでしょうね。この会話の意味は今は分かりません。


轟親子の会話

控室を出てリングに向かう轟の前にエンデヴァーが待っていました。

開口一番、父親に「邪魔」という息子。


対して父親は「醜態ばかりだな。」と、息子に返す。

なんて冷め切った親子関係でしょう。それが仕方ないほどの経緯はあるわけですが。

エンデヴァーを無視してリングに向かう轟に、エンデヴァーは左の熱を使えば予選、本選ともに圧倒出来た筈。オールマイトを超えると言う義務がある以上、反抗をやめろと轟を諭します。轟は他の兄弟とは違う最高傑作なんだとエンデヴァーの声はまだ追いかけてきます。こんなやり取りも既に何度もあったようで、轟はあくまで右の氷だけで勝つとエンデヴァーを一蹴します。

「学生の内は通じても、すぐに限界が来るぞ。」と、言うエンデヴァーの言葉に、轟は怒りを滲ませてリングに向かいます。


轟VS瀬呂

観客席に戻ってきたデクは、飯田、麗日と一緒に観戦を始めます。

始まるトーナメント第2戦。スタートの合図と共に瀬呂は、先手必勝でテープで轟を巻き取り場外に出そうとします。エンデヴァーとの会話で苛立っていた轟は瀬呂の攻撃をまったく意に介さず、広範囲の氷結を返して瀬呂を行動不能にします。主審のミッドナイトも被害に遭って、身体が半分凍らされています。こうして瀬呂の行動不能で轟の勝ち抜きが決まりました。試合が終わった途端、左の熱を使って凍らされた瀬呂の周りを溶かしてあげる轟。その姿を見ていたデクは、轟の様子がひどく悲しそうだと感じていました。

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