各話解説、感想

ヒロアカ ネタバレ No116 挨拶タルタロス

2016/11/23

元平和の象徴と巨悪は監獄で会談する116話

THE会話

オールフォーワンやステインは、捕まってから罪の大きさから特殊拘置所というか監獄に幽閉されていました。その監獄というのが、周りは高い壁に覆われ、上がったところで周囲は海で渡る手段は無し。唯一橋は一本あっても厳重なセキュリティととんでもなく面倒くさい手続きが面会の為でも必要という徹底ぶり。

そんな面倒くさい手続きをして元平和の象徴だったオールマイトは、神野区を半壊させた諸々の元凶であるオールフォーワンに会いにやって来ました。目的は「ケジメをつける事」だそうですがオールマイトは何を話すやら。

「ここは窮屈だよオールマイト」

と、言うオールフォーワン。

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その言葉が会話に出だしになるわけですが、オールフォーワンの言う「窮屈」は色々な意味でのものです。

まず、オールフォーワン本人は拘束衣を着せらせれ手足の自由は効かず、その上で高速ベルトでがっちり車椅子に固定されています。ここまでが物理的な意味での窮屈です。手は動かせないので背中が痒くなったりしたら、背もたれに体を押し付けて身体を擦る必要が出てきます。

そうすると途端にカメラ付きの銃がこっちを向いて照準を合わせてきます。カメラ位ならともかく、そこに銃プラスとは動いただけで命取りです。加えてバイタルサインに脳波もチェックされてると来たものなので、個性を使おうと考えただけで命は危機に晒されます。そしてこの監獄、ギリシャ神話になぞって「タルタロス」と名付けられているそうです。奈落の神という意味合いなので悪のカリスマ、巨悪。呼び名はなんでも所詮は人間なので神に勝つのは無理でしょう。

そうして物理的、精神的な窮屈を訴えたオールフォーワンは、オールマイトに面会してきた意図を問います。

「1人で来たのか?」

とか、

「その未練がましいコスチュームは何だ?」

に加えて、

「まだヒーローやってるわけじゃないだろう?」

と、

矢継ぎ早にあれこれ質問してくる動けない巨悪。まるで小姑のようです

(;'∀')

オールマイトからも、

「良く喋るな」

と巨悪は言われる始末です。何だか哀しくなってきます。

とは言っても、オールフォーワンからすると収監されて数週間、ろくに会話も成立してなかったようで会話に飢えているようです。24時間拘束されながら監視されていればというところですが、それも全てこれまでオールフォーワンは悪い意味で自由を謳歌してきた結果でしょう。

己の行いを悔い改めよオールフォーワン(;´・ω・)


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で、オールマイトがわざわざ面会やって来た本題ですが、

「死柄木は今どこに居る?」

死柄木の現在の所在を確かめる為でした。しかし返答は、

「知らない。君の弟子と違って死柄木はもう自分の手を離れている」

と、ガチで知らないと言うオールフォーワン。残念ながら「先生」から死柄木の所在の情報を手に入れるのは失敗です。手がかりを手に入れるのに失敗したオールマイトですが、次の質問を投げかけます。

「貴様は何がしたかったのか?」

その質問にオールフォーワンは、聞いても納得しないくせに、と返答に気乗りしてません。それでも答えてくれるオールフォーワン。余程誰かと会話したかったようです。


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オールマイトが正義のヒーローに憧れたように、オールフォーワンは悪の魔王に憧れたのはシンプルだろう?と同意をオールマイトに求めます。理想を抱いてそれを実行できる力があったのだから、その理想の中を永遠に生きられるなら努力を惜しまない、とオールフォーワンは自分の価値観をオールマイトに話します。

「なら何故後継者を?」

と、さらにオールマイトは質問しますが、これにはオールフォーワンは笑います。その質問をオールマイトが聞くのか、と。オールフォーワンは成長を止める個性を奪い半永久的に悪のカリスマとして君臨し続けるはずでした。しかしオールマイトに野望を砕かれ、今はダースベイダーじゃありませんが、生命維持装置によって辛うじて生き永らえている状態。無限だったはずのものは有限になったので、オールフォーワンは後継者に見初めた死柄木に次を託すことにしたのでした。終わりが見えれば何であれ人は託すのであって、オールフォーワンも同じことをやろうとしてるだけと答えます。

ここで無情にも看守から、

「面会はあと3分です」

ッ!!!!!!!!!(;゚Д゚)


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と、今のオールフォーワンには会話相手を失うまであと3分と、拷問以上の効果を持った宣告が届きます。

焦る悪のカリスマ、巨悪は会話を引き延ばそうと必死です。そこにはもはや哀愁と少しばかしの同情を感じます。

ウサギは寂しいと死んでしまうんですよ|д゚)

「世間は君の引退にどう反応した?」

と、改めて話を続けるオールフォーワンは、見事に元平和の象徴との会話を再開します。

しかし残り時間は3分を切っているので現実は変わりません。オールフォーワンが一人ぼっちになるのにはもうカップラーメンが出来るまでの時間しか許されていません。オールフォーワンは外界の情報を聞こうとしましたが、

「外の情報は遮断してるから会話に気を付けて」

と注意をオールマイトに促します。外の状況が分からないオールフォーワンは、それならと自分の予想を話し始めます。


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オールフォーワンの予想する現在の外の状況
①オールマイトが引退して新たなトップであるエンデヴァーへの懸念が重なって、ヒーロー社会全体が団結に動いている。
②不安定な空気を察して目立たなかった敵たちも徒党を組んで動き始める。
③死柄木たち敵連合は暫く潜伏を続け、台頭する組織を見定める。結果、敵同士の争いも起きる。

以上がオールフォーワンが事前に描いたシナリオであり、それが正しく機能していればその流れに世間はなっているだろうと、まるで見てきたかのようにオールフォーワンは言います。その原因は、オールマイトの引退と偽りの姿が世間に公表されたことだとオールフォーワンは言います。

以後、オールマイトは誰も救けられず無力さを噛みしめながら余生を過ごすことになると言うオールフォーワンですが、オールマイトに今の気分を問います。

怒るオールマイトですが、看守から離れてとアナウンスされて冷静さを取り戻します。

心を言い当てられると人は怒るというオールフォーワンの目論見は成功しましたが、オールマイトも負けじと返します。師匠の血縁である死柄木にデクとオールマイトを殺させる事が筋書きだろう?と、オールフォーワンに問いますが、返事は冷めたものです。一言、

「それで?」

と、オールフォーワンは言うだけです。


img_1264オールマイトは、

「私は死なないぞ」

「貴様の思い描く未来にはならない」


と凄むのですが、オールフォーワンは、

「ケジメをつけに来たと言うのはそれか?」

と、問います。

ここで面会時間は終了となります。オールマイトは最後にオールフォーワンに、

「貴様の未来は何度でも私が砕くから、指を加えて余生を過ごせ」

と言い残して退室します。

閉じていく独房の扉の内側でオールフォーワンは、

「フフフ、余生ね......」

と意味深に呟きながら笑います。オールフォーワンが本当に脱獄できないのかとか、体を治療する術を持ってないのかは疑問だらけですが、今はこれ以上何も出ないでしょう。

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タルタロスを出たオールマイトは塚内と合流します。

塚内もオールフォーワンから情報を得られる事はは期待してなかったようですが、ステインと面会する話も上がっていたようで、どうする?と聞こうとしたところでオールマイトの携帯が鳴ります。

相手はデクからで、仮免試験に合格したことについてのものでした。


img_1263オールマイトはそれを見てデクの成長していく姿を携帯越しに見ていました。


その頃、当のデクは寮に戻って皆と談笑していました。

そのタイミングでデクに話しかけるのは爆豪。

「あとで表に出ろ」

と爆豪はデクに言い、


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「てめぇ(デク)の個性の話だ」


と、爆豪は切り出します。

デクとオールマイトの関係性に爆豪は大体気づいているようですが、果たしてどうなる事やら。

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