各話解説、感想

ヒロアカ ネタバレ No115 アンリーシュド  

2016/11/23

イカレた者たちは自ら居場所を作る115話

ある男の日常


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「大事なのは自分が何者なのかよく知ることだ」

と言う、タバコを吸う額に傷を縫った痕のある男の独白で115話は始まります。

日課と称して自分の部屋の窓から眼下を歩いていく人々を眺める男が一人いました。ハードボイルドっぽい雰囲気を出していますがその前に、

誰だお主(;´・ω・)!!!

一瞬違うマンガ読んでるかと錯覚させられたよ(;´・ω・)

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その男はオールマイトが引退して半月経過した後の世間の流れを見ていました。テレビのニュースでは不安を煽る井戸端会議ばかりが放送されそんな中で宮城 大角キャスターは、現状は生活に大きな変化はないのだから、今後の変化を追求しながら対策を考案すべきと主張します。この片角のキャスターが劇中で喋ってるのも初めてですが、「考えている」という意味で観察を続ける男からは「認めてやるよ」と言われています。しかし直後に男は「認めねぇ」とも発しています。ジキルとハイドみたいに二重人格でも持ってるのかな?

男の関心は次にテレビに映るエンデヴァーに移ります。一般人にとっての大きな変化、それはトップヒーローの座の繰り上げでNo1の地位に就いたエンデヴァーというプロヒーローの姿。事件解決数こそトップであるものの、過激すぎでヒーローとしての支持が偏りすぎているエンデヴァーは万人受けしません。男から見るとエンデヴァーは、凡人が超人のフリをしているように見えるらしく、不可抗力で得てしまった不相応の地位はエンデヴァーにとっても悲劇だとぼやきます。平和の象徴ならぬ、ヒーロー弱体化の象徴などになるのは御免だとも男は言います。

男はそのまま今度は街に出て観察を続けます。個性を持てあました人間が魔が差して犯罪に手を染める。それ自体は珍しくもない光景で、それを止めるヒーローが居るのもまた見慣れた光景が男の前にあります。

ただ、そこから先は違います。

敵を捕らえようとしたヒーローですが、別な敵に奇襲されて気絶してしまいます。変わった光景とは、徒党を組んで計画的に行動する敵が増えたという事です。徒党を組んだ敵たちは自分たちのチーム名を高らかに叫んでコンビニのレジを盗んで去っていきましたとさ。

と、その光景を眺めていた男のケータイが不意に着信します。相手が誰かと思ったら敵連合のブローカーでした。お名前は義爛(ぎらん)さんと初めて名前が出ましたよ。お互いの調子を聞きあう2人ですが、男は自分が元気なのか分からないとまた妙な返事をします。今度はブローカー義爛に調子を問う男ですが、義爛側は忙しすぎて嬉しい悲鳴の毎日のようで大変商売繁盛しているようです。当初は只のチンピラと思われていた敵連合が今や馬鹿どものカリスマにまでなったと嬉しそうに義爛は語ります。それを聞いて男はだんだん体調が悪そうになっていきます。


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義爛の調子が良いことを「良かった」と言いながら別に「良くない」と声が響き、男は黙ってろと言い電話をかけてきた義爛に忙しいからと要件を問います。しかしまた「暇だよ」と声が響きます。

もともと義爛が男に電話してきたのは連絡がつかない敵連合の荼毘の行方を捜してのものでした。何故男に荼毘の行方を聞くののかと思いきや、男は知らないと言います。しかし男の頭の中の別な声は「(荼毘の居場所)知ってるぜ」と言います。制御できない2重人格のような声はだんだん主張が大きくなってきます。

男の調子が最高に悪そうなのは把握しながら義爛は「無理するなよ」、と言って電話を切ります。男の事情にも訳知りみたいです。

荼毘の居場所を知るために義爛が電話してきたのは、何でも死柄木が一旦集合をかけようとしているようだからです。前回のトガの行動もそうですが、敵連合の面々は各地へ散って操作のかく乱や、組織拡大の為に同士を求めて各地を奔走しているようでした。

行方の分からない荼毘は当然のごとく健在で、ある街の路地裏にいました。絡んできたチンピラは要らないと言い、あっという間にチンピラは燃やされて薪に早変わりです。

電話を切った男は体調の悪さも限界になったみたいで、

「包まなきゃ」「裂ける」「分裂する」

と、意味不明な言葉を口走ります。おもむろにポケットからマスクを装着しながら男は包めば一つだと言い落ち着きを取り戻します。マスクを着けた男の正体は敵連合のトゥワイスでした。それは義爛も知ってますし、荼毘の居場所もしってるでしょうよ。


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ここで初めてトゥワイスの個性が明かされますが、昔は色々悪さを楽しくやってたみたいです。個性「二倍」を用いて自分の分身を作り、そのまた分身に更に分身を作らせる。繰り返してチームを作り、その中の王となった当時のトゥワイスでしたが、分身はオリジナルトゥワイスが王であることに不満を持ち、分身含めて一週間以上争ったそうです。分身したものはある程度のダメージを受けないと消えない性質を持ってるので、結果殺し合いは拡大。最後に生き残った今のトゥワイスは自分がオリジナルなのか確信が持てなくなってしまいイカレたみたいです。


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イカレてしまった以上は世間に居場所がなかったトゥワイス。ヒーローが救けるのはあくまで善良な市民であって敵はその限りではない。イカレた自分を受け入れた敵連合の役に立つことで、トゥワイスはイカレた自分のアイデンティティを守ろうとしていました。トゥワイスが求めるのは、自分と同じように居場所を求めて彷徨うイカレ野郎を同士にすることのようでした。

そう思った矢先に、先ほどコンビニのレジを奪ったチーマーの車が炎上していて、襲撃者はすぐ近くに居ました。


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明らかに危険そうな別な3人組が居て、その中の一人は、

「病気は治さなきゃあ」

と呟きます。

個性自体は別々なものを融合させてしまうみたいで、有機物と無機物は関係ないようです。


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タイヤとくっつけられた男に、燃え盛る車にくっつけられた男、割れた地面に首だけ融合させられた男も居ます。金を奪ったことでヒーローが来る前にずらかろうと連れの一人は言い、奇妙なマスクを着けた男は「オーバーホール」と呼ばれていました。

そんな危険な男たちを見ながらトゥワイスはイカレ野郎たちは自分たちで居場所を作り始めたと悟ります。そして自分はどうしようかと考えるトゥワイスですが、ヒーローも敵も変容し始めている今、大事なのはあくまで自分が誰なのかをよく知る事だと言います。自分がどうしたいのか、それが大事なんだと独白します。


そして視点は全く違う場所、特殊拘置所に移ります。そこに収監された目立った存在はオールフォーワンしか居ません。そのオールフォーワンの元を訊ねたのは平和の象徴だった男オールマイト。


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自分に何を求めるかと問うオールフォーワンに、オールマイトはケジメをつけるだけさと返事します。

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